こんにちはOzパパです。
今回のレシピは、オーストラリアでは当たり前に売っている、『ターキッシュブレッド』直訳すると
トルコパンの紹介です。
薄っぺらくて、長〜い見た目で、中がモチモチしていてクセになります。
オーストラリアのカフェに行けば、必ずと言って良いほどターキッシュブレッドを使ったメニューが存在していて、ハンバーガーのバンズの代わりにも使われているほど。
市販のターキッシュブレッドは、柔らかくてフワフワですが、表面をトーストするとサクッとしてモチっとした独特の食感に変わります。
トルコパンて何?
トルコにはパンの種類がたくさん存在するので、トルコパンと一言で言ってしまうと、かなり語弊があるのですが、トルコパンの一つにピデという長〜いパンがあります。
そしてもう一つ、ラマザン月(断食月)の期間中に特別に食べる事ができるパン、ラマザンピデシ。
この2つのパンが合わさったのがオーストラリアでいうターキッシュブレッドです。
実はこのピデがピザの原型とも言われています。
パンの上には、白ゴマとニゲラシード(黒クミンの種)と呼ばれるシードが乗っています。
食感はインドのナンに似て食感がモチモチとしておりますが、表面がカリとしているのが特徴です。
おそらくナンとの違いは材料にヨーグルトや、ギー(澄ましバター)の違いではないでしょうか。
ニゲラシードの健康効能
インド料理やトルコ料理に幅広く使われている、ニゲラシード(黒クミンシード)ですが。
すごく健康に良いというエビデンスがあります。
簡単にあげると
- 強い抗酸化、抗炎症、抗アレルギーに作用する効果
- 細菌、抗ピロリ菌、ウィルス、真菌、寄生虫などに効果
味はすごく苦くて、独特の香りがします。
お茶にして、蜂蜜を入れて飲む方法がオススメです。
私はカレーやチャットニーを作る時によく使っているスパイスです。
あの忌々しい花粉症にも効果があるみたいですよ。
何かと話題のニゲラシードですが、最近は手に入りにくくなっているみたいです。
気になる方は調べてみて下さい!
味が気になる人にはこっちも!
材料の紹介
では参りましょう!
材料A
- 小麦粉 : 215g
- タピオカ粉 : 15g (無ければコーンスターチでもOK)
- 塩 : 小さじ1/2
材料B
- 温水 :200ml
- ドライイースト : 小さじ1
- 砂糖 : 小さじ1
- オリーブオイル : 大さじ1
材料C
- 白ゴマ :適量
- ニゲラシード :適量
- 卵 : 1個
- 牛乳 : 大さじ 1
ターキッシュブレッドを作ろう!!
材料Bを混ぜます。
水の温度は、25℃〜30℃くらいを目安にして下さい。(イーストが活動できる温度は4℃〜50℃です)
混ぜ終わったら、20分くらい待ちます。
イーストが糖分を餌にして発酵し始めるとブクブクとガスを発生させるのに、わかりやすいように小麦粉を上にまぶすのです。
待っている間に材料Aを混ぜ合わせておいて下さい。
20分経つとイーストが活動的になり、ブクブクとしています。
材料AにBを入れて、混ぜ合わせて下さい。
記事がかなりベトつくので、木ベラを使うのをオススメします。
水分の量があの食感の決め手
段々とまとまりが出てくるまで、満遍なく混ぜます。
まとまりが出てきたら、一次発酵に移りまが、ここでボウルに薄くオイルを塗ると生地がへばり付くのを防いでくれます。
タオルをボウルに被せて20分〜25分くらい寝かせましょう。
発酵の目安は、記事が2倍くらい膨らんだ状態と指で記事を押したときに、戻ってこなければ、OK。
軽くガスを抜いて形成に入ります。
トレイにベーキングシート(写真にはありませんが)と小麦粉を敷きその上に生地を乗せ、生地を平らに広げていき、タオルをかけて掛けて20分くらい二発酵します。
ここでオーブンを200℃に予熱し初め、材料Cの卵と牛乳をよく混ぜ合わせておいて下さい。
発酵が終わったら、卵を表面に塗り、その上にゴマとニゲラシードを振りかけます。
余った卵は、オムレツにでもして下さい。
オーブンに入れて12分焼きます。
もしもオーブンがない人は生地を”STEP4”の時に4等分にして、フライパンで両面焼けば簡単に焼きましょう。
生地が薄いので直ぐに焼き上がりますよ。
完成です!!
焼き上がりが少し、白く感じるかもしれませんが、問題ありません。
パンの焼き上がりを確かめる方法は、パンを持って底を叩いてみて下さい。
ポンポンと軽い空洞の音がしているはずです。
※焼き上がりは熱いので注意
ターキッシュブレッドを使ってアレンジ
ホットサンドイッチ
オーストラリアのカフェやデリでは定番のホットプレスのサンドイッチ。
具材は、野菜やチキンが中心ですが、今回は自家製のフムスとアボカド、マッシュルーム、にチーズでベジタリアン風にしました。
中東風が良ければ、ラム肉をミント入りのヨーグルトソースで合わせてみても美味しです。
組み合わせは自由です!
クロスティーニ風にして
トルコパンを薄くスライスして、オリーブオイルを表面に塗り、オーブンでこんがり焼けば、カリカリのクロスティーニの出来上がり。
先ほどのフムスのディップやクリームサーモンのディップ、またはタペナードなどをつけて軽いワインのおつまみが出来上がりです。
ディップ類に紹介はまた後ほど紹介します。
おしまいに
日本ではおそらくこのオーストラリア風のターキッシュブレッドに出会うチャンスは中々無いと思います。
簡単なので、パン作りが好きな方は一度作ってみて下さい。
ありがとうございました。
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