こんにちはOzpapaです。
オーストラリに来てから、シェフとして13年働いています。
私がシェフになったきっかけは、オーストラリに来たことがきっかけでした。
ここは、物価が高くて外食をすると高くつきます。
『じゃあレストランで働いて、賄いをもらっていれば食費が浮くんじゃないか?』貧乏なワーキングホリデーの日本人は、安易に考えました。
最初は、キッチンハンドの仕事と皿洗い。サラダの葉っぱを洗ったり、ジャガイモの皮剥きなどしました。
そのうちに、休みの日には見よう見まねで食材を手に入れて、自分で作りだしたのです。
日本とは違うし、食べたいものは自分で作るという信念はこの時の経験があるからだと思います。
だって、本当に作れないものなんてないんです。
不機嫌なイタリア人のヘッドシェフが、自慢げに振る舞う手作りパスタは、最高に美味しいかった。
あの時に教えてもらったシンプルな手作りパスタのレシピを紹介します。
手打ちパスタのレシピ
材料
材料は、基本の4つだけです。
- デュラム小麦粉・セモリナ粉 (なければ強力粉) 100g
- 卵(L) 1つ
- 塩 ひとつまみ
- オリーブオイル 小さじ1/2
小麦粉で円を書くように土手を作り、そこに全ての材料を入れます。
写真は3倍のレシピです。
卵を土手の中でかき混ぜ、少しずつ小麦粉を混ぜていく。
イタリア流にベンチで混ぜ合わせていますが、別にボールの中でやっても大差はありません。
生地がまとまってきたら、ラップに包んで少し休ませてください。
30分くらいあれば十分です。
こうすることで、水分と塩分が均等に生地にいきわたり、しっかりとしたパスタになります。
生地が休んだら、2つに分けて薄く伸ばしていきます。
パスタマシーンを使って伸ばした生地をさらに伸ばして、生地同士を合わせて圧縮します。
この作業を3回繰り返すことで、パスタにコシを与えるのです。
圧縮が終わる頃には、記事にツヤが出て、生地が滑らかになってきます。
打ち粉をしながら、薄く伸ばしていきます
パスタマシーンがなくても、綿さえがあればできますが、パスタマシーンを使った方が断然作業が楽になります。
薄く伸ばした、パスタを切っていきます。
市販のパスタマシンには、平打ちカッターと細麺のカッターがセットになっています。
出てきたパスタは、重ならないようにゆっくりと引いていきます。
包丁で切る場合は、切りやすい幅に生地をおり重ねて切っていきます。
切ったパスタ同士が、くっ付かないように、打ち子をしっかりとしましょう。
生パスタは茹でると少し膨張するので、手で伸ばす場合は、薄めに伸ばすとちょうど良い感じになると思います。
シンプルなパスタ
フェットチーネ・アルフレード風
本家のフェットチーネアルフレードは、バターとチーズを大量に使ったパスタです。
最近のレシピはクリームを使った多いですが、あれはアメリカバージョンです。
美味しんですけど、イタリア人的にはダメみたいです。
カルボナーラと一緒ですね。
材料
- 大さじ1 オリーブオイル
- 15g バター無塩
- 1かけ にんにくみじん切り
- 大さじ1 パセリみじん切り
- 20g パルメジャーノ・レッジャーノ(無ければ粉チーズでも何でも良い)
- 適量 黒胡椒
- ひとつまみ 塩
- 適量 茹で汁
- 150g フェットチーネ
沸騰したお湯の中に、パスタをほぐしながら入れます。
塩はパスタに入っているので入れません。
フライパンに、オリーブオイルガーリックバターを入れて弱火でソースを作ります。
この時に茹で汁を少しとっておきます。
チーズとパスタ、塩と胡椒も入れ素早くかき混ぜます。
必要であれば茹で汁で伸ばしていきます。
パセリをふりかけ、追いの黒胡椒とチーズをかければ、完成です。
そのままでも美味しいのですが、スモークサーモンを乗せてみました。
このパスタすごくヘビーなので、レモンを絞ってたべるのもオススメです。
高カロリーのこのパスタ。最近は食べなくなったのですが、フェットチーネを見るたびに思い出して、食べたくなってしまいます。
- セモリナ粉ってなに?
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セモリナとは、粗挽きの事をさしています。
パスタを作る時は、デュラムという小麦のセモリナ(粗挽きの粉)を使うことで、コシのあるパスタに仕上がります。
イタリアでは、パスタをはじめ様々な料理にデュラムセモリナを使います。
また、アフリカ料理では、クスクスの原材料でもおなじみです。リンク - 塩は入れないとダメ
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はい。理由は2つあります。
一つは味です。生地が本来もつ糖分と塩分が組み合わさることでパスタの風味が増します。
もう一つは、塩にはグルテンを更に強くする役割があるためです。 - パスタマシーンは必要?
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私個人の意見ですが、料理が好きな人は、パスタマシーンを持っておいて損はないと思います。
パスタマシーンで、パスタだけでなくうどんやラーメンに使う中華麺の製麺もできますし、餃子の皮やワンタンの皮もお好みに厚さに作れるので、とても重宝します。リンク
基本のパスタレシピまとめ
いかがでしたか?
イタリア料理は、難しそうに見えますがとてもシンプルです。
ピザやパスタは、子供から大人まで簡単に楽しく作れます。
週末には、よく子供たちも手伝ってくれますし、自分たちで作ったものは残さず食べてくれます。
これは本当に不思議!
是非、パスタ作りに挑戦してみて下さい。
ご覧いただきありがとうございました。
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